某物流センター スラブ床の漏水止水工事
雨や雪の日は大型トラックが出入りを繰り返すと、かなりな量の雨水がスラブ床に残留し、漏水の原因になります。対策として、Sクリートガードを2回十分に塗布することで、漏水が止まります。前処理で、幅0.2mm以上のクラックはSクリートクラック工法にて補修します。0.2mm以下のクラックはSクリートガードを塗布するだけで止水できます。
最初に、クラックに沿ってSクリートアップ(ケイ酸塩系含浸剤)を注入する。
追っかけで、Sクリートクラック(超微粒子セメント)をクラックにすり込む。
スラブ床に対し、Sクリートガードを十分に2回塗布する。
1回目と2回目の間隔は6時間以上乾燥養生する。
平成18年に試験施工 10年経過後の写真。
左側にSクリートアップとガードを塗布 右側は未施工
海沿いの住宅の擁壁で、塩害の影響が大きいが、塗布面に関して未だ遮水効果があり、クラック、爆裂などの劣化が無い。
南面
平成18年新築の打ち放しコンクリートにSクリートアップとSクリートガードを施工
建物の直前は葉山の海で景観が素晴らしい。
北面
塩害地で10年経過しているが、コンクリートの状態が良好である。
東面
大きく塩害を受けているが、中性化がほとんど無く、クラックも数本しか発生していない。
黒カビなどの汚れも少なく、大規模改修はSクリートガードを再塗布するだけで済みそうである。
施工前写真
南面 外壁塗装面に多数クラックが発生。
既存塗装はアクリルシリコン系の塗料と思われる。
施工前
南面 サッシ回りのクラック
施工前
サッシ周りはコンクリート躯体と充填モルタルとの界面でクラックが発生することが多い。
施工前
東面 正面道路に面している為、1番メインの壁だが、クラックが多く目立っている。
Sクリートクラック工法
クラックに沿ってSクリートアップを十分に塗布(2回)
Sクリートアップは浸透性に優れているため、クラックの底まで到達しクラックの進行を抑制する。
調合したSクリートクラックの主剤をゴムベラにてすり込む。
表面に残った材料はそぎ取っていく。
Sクリートクラック主剤を刷り込んだ状態。
Sクリートクラック主剤を刷り込んだ状態。
Sクリートクラック主剤を刷り込んだ状態。
フレスコスカラー(シロキサン系無機質塗料)をローラーにて塗布
フレスコスカラー仕上げ完了
クラックの補修あとは目立たず、綺麗に仕上がっている。
フレスコスカラー仕上げ
仕上げ後
北側 擁壁
多数クラックが発生していたが、補修跡が目立たず、仕上がっている。
南面
フレスコスカラー仕上げ完了
東面
フレスコスカラー仕上げ完了
東面
Sクリートクラック工法はクラックの再発が少ない。
フレスコスカラーは無機質塗料のため、紫外線劣化に強く、帯電性が無いため、汚れにくい。
東面
クラック補修あとは目立たない。
フレスコスカラーは汚だれが付きずらく、長期に美観を維持できる。
漏水量が多く、常に床が水浸しの状態でした。
漏水量が多いのが解る。
漏水量が多いため、拭き取りが困難で、刷毛やローラーでの塗布ができず
直接振りかけました。
下記の写真はの同じ漏水箇所です。Sクリートアップの反応は1か月程度必要です。
漏水は止まり、床面も乾燥しています。
Sクリートアップを振りかけただけで、水量の多い漏水を止めることができました。
打ちっぱなしコンクリートの表面が黒カビと汚だれで見苦しい状態。
コンクリートの表面に藻・黒カビが集中して発生している。
コンクリート表面の汚だれの状況。
コンクリート表層が黒カビに浸食されザラザラになり変色している。
新築時のジャンカ補修材が剥離している。
コンクリートの補修(改質)の為、
Sクリートアップを塗布後、Sクリートクラック(超微粒子セメント)にて、 表面被覆補修をする。
Sクリートアップの効果にて、強靭な接着ができる。
全体にSクリートカラー(シラン・シロキサン系無機ペイント材)を塗布する。
半透明な塗料のため、打ちっぱなしの風合いが残る。
SクリートガードとSクリートカラーは同じシラン・シロキサン系なので、
大変相性が良く Sクリートガードの撥水力が損なわれない。
Sクリートガード塗布状況。
美観がよみがえり、長期に美観を維持し、コンクリートを保護します。
新築時の美観が再現できました。
外壁の土壁が黒カビで汚れていた
特殊高温洗浄で黒カビを除去、Sクリートガードを塗布して防藻・防カビ対策をする。
長期(10年以上)に遮水性能が持続する為、
コンクリートを保護すると同時に、
黒カビ・藻等の発生を10年以上防ぎ、美観を維持できます。
ホースで水を掛けています。超撥水力です。コンクリートが濡れ色になりません。
打診:タイルの浮きを一つ一つ打診棒でたたき、音をチェックします。職人の耳がたよりです。
浮いた部分のマーキング(緑色の部分が浮いているタイルです)
マークをつけた部分を除去した状態です。(ハツリ後)この後、タイルを張り付けます。
Sクリートガードを全壁面に塗布します。
施工実績一覧