S クリート工法は、S クリートアップ(珪酸塩系)とS クリートガード(シラン・シロキサン系)によりコンクリート内側を改質・強化し遮水層および撥水層を形成し、構造物の耐久性を向上させる複合工法です。 |
[ コンクリート表面含浸工施工指針(日本土木学会)による要求性能(最高グレードのグレードA相当) ]
S クリート工法は、コンクリート内部の改質・遮水性を高め、ひび割れの発生や拡大を 抑制し、さらに、コンクリート表層の撥水効果・塩化物イオン等の侵入抑制効果により、 コンクリート構造物の耐久性を向上させ建物の超寿命化に貢献します。 |
Sクリート工法との併用で
さらに効果的
「Sクリートクラック工法」
ひび割れ補修・断面修復用
V カット不要
コンクリートの延命化を実現。
S クリート工法は、表面含浸工法に区分されます。表面含浸工法の特長として、少ない工程で短期間にて施工でき、また経年後の再施工も容易であるという点が挙げられます。S クリート工法はこの表面含浸工法ならではの特長をさらに拡張した工法です。
S クリート工法の施工手順は非常に簡便で、特殊な器具や設備を必要とせず、現場環境を問わずに適用可能です。
S クリート工法は、(A)S クリートアップ(ケイ酸塩系)と(B)S クリートガード(シラン・シロキサン系)という2 種類の表面含浸材を重ね塗りする複合的な工法です。どちらの製品も単体での使用が可能ですが、2 種類の表面含浸材を複合的に組み合わせることで両製品の特性を最大限に引き出します。
コンクリート内部に深く浸透し、コンクリート内部の微孔空隙を充填し緻密化。アルカリ性回復効果をもたらし中性化を抑制。ひび割れの発生や進行拡大を抑制します。
コンクリート内部に浸透した成分が改質層と超撥水層からなる遮水層を形成。水や塩化物イオンなどの劣化原因物質の進入を強固に抑制。浸透深さに優れます。
*浸透深さや超撥水層の厚さは塗布対象となる素地の状態によって異なります。
・コンクリート表面のレイタンス、塩分、煤やその他の塵埃や既設塗膜などは高圧洗浄機やサンダーディスクや洗剤などを用いて十分に除去する。
・ コンクリート構造物にジャンカ、ひび割れ、漏水などの施工不良の部分があり断面修復する必要がある場合には、断面修復の前にS クリートアップを0.25 リットル/ ㎡を塗布してから補修を行う。ひび割れおよび断面修復用として「S クリートクラック」を推奨致します。
※使用目的や用途に合わせてS クリートアップとS クリートガードをそれぞれ単独で使用することができます。
S クリートアップの塗布
S クリートガードの塗布
コンクリートの延命化を実現。