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コンクリートのひび割れやピンホールの補修について

ひび割れや、ピンホールを放置する危険性について

ひび割れや大きなピンホールを放置すると、当然そこから雨水がコンクリート内部に侵入し劣化を引き起こします。

特に雨水が酸性化しているため、鉄筋の錆を誘発し、コンクリートの中性化を促進します。

コンクリートのひび割れ補修は状態チェックから

コンクリートのひび割れ補修は事前のチェックが重要です。

ひび割れの幅、長さ、貫通しているか否か、構造クラックか否か、など事前に詳しく調査します。 特にひび割れの幅が重要です。

ひび割れの幅が2mm以下で深さが浅い場合の補修方法

ひび割れ幅が0.2mm以下のヘアークラックは注入剤が入りませんので、ケイ酸塩系含浸改質剤(Sクリートアップ)を塗布後、シラン・シロキサン系含浸防水剤(Sクリートガード)を塗布することで、十分に防水保護が可能です。

2週間程度経過するとヘアークラックは目立たなくなります。

大きなピンホールはSクリートアップ塗布後、追っかけにて補修用樹脂モルタルにて穴埋めします。

ひび割れの幅が2mm以上で深さが深い場合の補修方法

ひび割れの幅が0.2mm~2mm程度の幅の場合は、先にケイ酸塩含浸改質剤(Sクリートアップ)をひび割れに塗布してから、追っかけにて超微粒子セメント(Sクリートクラック工法)を専用樹脂と水とで調合し、マヨネーズ程度の硬さにして、ゴムベラにてすり込んでいきます。

超微粒子セメントなのでひび割れの中によく注入されます。

また、表層に残った超微粒子セメントは金ベラなどでそぎ取り、ひび割れだけに注入されて綺麗に補修ができます。

先に塗布したケイ酸塩系含浸改質剤の働きはひび割れ底に浸透し、反応固化し、ひび割れの進行を抑制するのと、超微粒子セメント(Sクリートクラック工法)注入材との接着を増強させます。

商品の使い方

Sクリートアップ・Sクリートガードは無色透明の液体で、ローラー、刷毛などで塗布します。

材料の調合などは無く、製品をそのまま塗布しますので施工性が良い材料です。

Sクリートクラック工法は上記のごとく調合が必要ですが、ひび割れをUカットしないので、作業性は良いと思います。

まとめ

ひび割れや大きなピンホールを放置すると、コンクリートの劣化に直結していきます。

早めに補修する事が望ましいのですが、なかなか諸事情によりできない場合が多いようです。

弊社では劣化したコンクリートを改質・強化する製品(Sクリートアップ)と併用してひび割れを補修しますので安心頂けると思います。

また、従来のひび割れ補修はUカットしてエポキシ系樹脂を注入するのが通常ですが、Uカット幅が2cm程度になり、補修跡が目立ちました。

弊社のSクリートクラック工法はUカットしないため、補修跡が目立たず綺麗に補修ができます。

◆関連記事:コンクリートの保護の必要性について

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