グラフェライト1000
高比表面積グラフェン粉末
高比表面積グラフェン粉末
バイオメディカル、プリンタブルエレクトロニクス、電極、塗料、金属、樹脂類に添加し、高い付加価値化に貢献
グラフェライト1000の概要
Graphelyte®( グラフェライト®) は高比表面積のグラフェン粉末です。グラフェンの比表面積としては最先端のレベルを誇ります。
応用分野:バイオメディカル、プリンタブルエレクトロニクス、電極、塗料、金属、樹脂類に添加し、高い付加価値化に貢献します。日本国内製造です。
酸化グラフェン懸濁液(水溶液)も製造しております。「Graphelyte®GO」の資料をご確認ください。
グラフェライト1000の特徴
高比表面積
左側はグラフェライト1000:見掛比重は3.8g/Lと極めて高比表面積。右側は高比表面積グラファイト:見掛比重は203.6g/L。

グラフェライト1000 分析値
比表面積(BET) | 640~710 ㎡ /g |
嵩密度 | 3~4g/L |
C | 86% |
H | 0~1% |
S | 4~5% |
N | 0% |
Si | 0.09% |
PH 値 | 5.7~5.8 |
電極として応用可能
Graphelyte® は高い比表面積を持ち,電気伝導性を有しているため、キャパシタの性能が向上しました。Graphelyte® はキャパシタの電極として応用可能であることが確認できました。このデータはリチウムイオンキャパシタへ応用した時の測定数値です。
出典: 芝浦工業大学 工学部電気工学科 松本研究室
グラフェライト® を銀ドープしたハイブリッド系導電性インクSEM の画像

その他の特性および用途
- 放熱性
- 耐熱性
- 導電性
- 電磁波特性
- Graphelyte®1000は疎水性
グラフェライトの製造と設備

高比表面積グラフェン粉末「Graphelyte1000」はPLC制御を用いて生産しています。

Graphelyte®1000 高比表面積グラフェン粉末の製造状況

出力3000W

大型遠心分離装置
その他の設備
・超低温乾燥機
・高温乾燥機
・大型超音波分散装置2台(1000watt, 3000watt)
・ホウケイ酸ガラスリアクター3 台
Q-A
Q:比表面積は?
A:640~710㎡/g。まだ改良中です。改良型は別品番にて発売いたします。
Q:シリカの含有量は?
A: 0.09%
Q:Ph値は?
A:5.7~5.8%
Q:何層ですか?
A:単層から4層まで。溶液中にて超音波処理したら容易に単層になります。
Q:分散が容易な溶媒は?
A:ジメチルスルホキシド、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチル-2-ピロリドンなど。
Q:共同開発は可能ですか?
A:可能です。
Q:用途は?
A:カタログをご覧ください。
Q: 単層グラフェンとは?
A:グラフェン粉末および高濃度グラフェン分散液・ペーストは単層グラフェンとして形成し得ません。グラフェンの個別の層が近すぎるため、ファンデルワールス力(引力)により引き寄せ合う。
単層グラフェンを得るためには極性溶媒で分散させる必要がある(添加量は1ppm以下)。
反発力が引力より強いため低濃度グラフェン分散液の状況においてはグラフェンの個別層が引き寄せ合わない。
高濃度分散液の場合、引力(ファンデルワールス力)が反発力(静電気)より強まりますので、凝集してしまいます。超音波処理が必要不可欠となります。
酸化グラフェン/グラフェン(グラフェライトⓇ1000、グラフェライトⓇGO)の単層分析の有無についてはppm以下による添加量が望ましいです。グラフェン(グラフェライトⓇGR)の場合は分散剤、乳化剤などを添加する必要性が高まります。
但し、単層が形成したからと言って、要求性能が果たせない場合は単層にする必要性はないのです。弊社の見解としては単層形成が要求される必要性のある世界は論文上のみであって、現実的には必要性ないと思われます。
それよりも、グラフェンそのものの表面積に固守すべきである。
グラフェンとして上市されている一部の商品が実は超微粒子グラファイト(黒鉛)であるケースが少なくありません。グラフェンと超微粒子グラファイトが混同されているのが現実で市場を混乱させている危惧すらある。
1000cc (1L)・300cc(0.3L)
[電子グレードの高密度ポリ容器]

関連製品
Graphelyte GO® 酸化グラフェン溶液
1000cc [ ガラス容器]