外壁タイルの剥離・落下防止
外壁タイルの剥離・落下事故が最近増加しています。大分県や東京銀座ではタイルが通行人に落下し死亡事故になっています。外壁タイルは意匠性が高く、綺麗なのですが、反面殺人凶器に変貌してしまいます。
タイルの剥離・落下の主な原因
- 地震、暴風雨、凍害などの自然現象
- 建物の経年劣化
- 施工不良
- タイル目地からの雨水の侵入
等が考えられますが、多いのが3と4の原因です。3の施工不良の場合は、早期に発生するケースが多いのですが、4のタイル目地からの雨水の侵入の場合は、じわじわとゆっくりと剥離に繋がっていきます。
実はタイル剥離・落下の1番の原因は雨水の侵入に起因しているのです。雨水の侵入はタイル下地モルタルに到達し、凍害等の影響も加担し、タイル下地モルタルごと剥離してしまうケースが圧倒的に多いのです。
Sクリートガードによるタイル目地補修事例
打診検査をすると、この面周辺がほとんど剥離していました。
裏側に雨水の流れた跡が確認できます。
剥離・落下防止対策
浸透性撥水剤(Sクリートガード)をタイル面全体に塗布することで、タイル目地が長期間(10年程度)防水される為、タイルの剥離・落下の抑止に大きく貢献します。
Sクリートガードは浸透性ですので、タイル表面に塗膜を作りませんので、タイルの表情の変化は全くありません。
また、メンテナンスは10年以上経過後、Sクリートガードを再塗布すれば良いので、メンテナンスのコスト低減になります。