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高浸透性鉄筋防錆材 ペガサビン

高浸透性鉄筋防錆材ペガサビン

高浸透性鉄筋防錆材ペガサビンは
1)コンクリートの表面に塗布して中の鉄筋を防錆します。(主として建築)
2)モルタル(専用モルタル:ペガモル)に混和して、マクロセル腐食を防止します(主として土木)

ペガサビンは、コンクリート表面に塗布して内部の鉄筋を防錆します。

高浸透性鉄筋防錆材ペガサビンの特長

浸透力を高めた防錆剤(亜硝酸イオン)をコンクリートの表面に塗布して、コンクリートに浸み込ませ、コンクリート中の鉄筋の表面に不動態を形成して鉄筋の錆の進行を阻止します。

高浸透性鉄筋防錆材ペガサビンの特長

※コンクリート表面にペガサビンを塗布します。実際のペガサビンは無色です。

防錆の原理、浸透性能

鉄筋の鉄部の表面に亜硝酸が作用して、約3nmの不動態皮膜を形成して、防錆するものです。この皮膜はステンレスの皮膜と同様の効果を持ちます。これによって錆びた鉄を再び元に戻すものではありません。実験による比較写真が示すとおり、ペガサビン入りの場合は6ヶ月後でも錆が発生しません

防錆の原理、浸透性能

不動態皮膜形成の一般的な説
Fe(OH)2+H2O+NO2- → Fe(OH)3+NO+OH-(1)
Fe(OH)3+O2→Fe2O3・nH2O(γ型不動態皮膜)(2)
(1)は還元反応、(2)は酸化反応である。

防錆の原理、浸透性能

ペガサビンなし        ペガサビンあり

一定量のペガサビンを塗布した場合の浸透状況を示します。

防錆の原理、浸透性能

ダンボール紙は防水されていますが、塗布直後でもペガサビンは直ちに浸透を開始しています。

防錆の原理、浸透性能

30分後には、水はまだ水滴状になっていますが、ペガサビンは乾燥状態です。

現場施工による亜硝酸イオンの浸透性

桟橋の梁側面にローラーにて塗布したもの。塗布量は2回塗布したが、1回の塗布量は200cc/㎡で2回分では400cc/㎡となる。鉄筋位置はコンクリート表面から9cmの深さにある。

現場施工による亜硝酸イオンの浸透性
防錆の原理、浸透性能
塗布後1ヶ月から 6 年3ヶ月間の亜硝酸イオンの濃度変化によれば、塗布当初は浅い部位に高濃度の場所があるが、年数と共に深部に移動している。特に年数が経過すると鉄筋近傍に集まってきている様子がわかる。

推定される亜硝酸イオンの有効期間

1ppm=1mg/ℓであるから、1㎥中の1000ppmを換算すると、1kg/㎥となる。亜硝酸イオンの防錆効果としては、可溶性塩分量1に対して亜硝酸イオン 0.6 があればよい。これため鉄筋位置で1000ppmの場合は可溶性塩分量1.7kg/㎥、2000ppmでは3.3kg/㎥まで有効ということになります。
一方亜硝酸イオンの有効期間は、下記出典の論文によれば、可溶性塩分量が1.5kg/㎥程度の実構造物に防錆剤を 0.35kg/ ㎡ (350cc/㎡)塗布したとき、防錆期間は16年と推定している。
*1:明星工業;太田他、鉄道総研;鳥取「亜硝酸塩系防錆剤の鉄筋腐食抑制効果と防錆期間の推定」2001/5,pp.61-66

ペガサビンの施工方法

用意する機材
ペガサビン ・刷毛またはローラー ・ローラーバケット ・塗料用下げ缶 ・計量容器 ・マスク、めがね等の安全用具
矢印
準備
温度を確認(5°C以上45°C以下)してください。
ガラス、アルミ、化粧タイル、樋、手摺、自動車などを養生してください。
矢印
下地処理
大きなクラック(0.3mm以上)やジャンカ等の補修を行ってください。貫通クラックは必ず事前補修を徹底してください。
矢印
清掃・洗浄
アルカリ洗浄剤を使用し、高圧洗浄機及びブラシ等で施工面のカビや藻などの汚れを落としてください。
※酸性の洗剤を使用した場合は、必ずアルカリ性洗浄剤等を用いて適切な中和処理を行ってください。
矢印
塗布
ローラー、刷毛、噴霧器などを用いてペガサビンを均一に塗布します。 飽和状態となるまでしっかりと塗布してください。2回目の塗布は、1回目の塗布完了後の塗布面が乾燥してから行ってください。
塗布対象 平米あたりの標準塗布量(塗布回数計) 塗布回数
コンクリート、モルタル(土木仕様) 2.5㎡/ℓ 400cc/㎡(200cc×2回) 2回
コンクリート、モルタル(建築仕様) 3.3㎡/ℓ 300cc/㎡(150cc×2回) 2回

ペガサビン荷姿
16ℓペール缶(PP),4ℓ容器(PE)

ペガサビンは、モルタルに混和してマクロセル腐食を防止します。(セルガード工法)

セルガード工法

補修した周辺が急速に腐食してくる「マクロセル腐食」を防止する工法として、「ペガサビンをモルタルに混和する工法」(セルガード工法)をご提案します。

モルタルに混和されたペガサビンの防錆有効成分が周辺に浸透するため、浸透力を必要とする土木構造物に特に有効です。
※ペガサビンを混和する専用のモルタルもご用意しています。(ペガモルFA)

塩入りモルタルのマクロセル腐食の防止実験

施工からおよそ60日後にペガサビンが形成する不動態被膜の効果により、電位が-200mVより貴になりました。

自然電位:ペガサビンなし

自然電位:ペガサビンなし

ペガサビンを混和しない場合はマクロセル腐食が起こり、錆びが進行している。

自然電位:ペガサビンあり

自然電位:ペガサビンあり

ペガサビンを混和した場合はマクロセル腐食を抑制している。

自然電位 鉄筋腐食の可能性
-0.2<E 0%以上の確率で腐食なし
-0.35<E<-0.20 不確定
E<-0.3 90%以上の確率で腐食あり

(ASTM C876による)

自然電位:ペガサビンあり

自然電位測定用の試験体

施行実績