ペガモルFA
フライアッシュ入りポリマーセメントモルタル
海に近い場所にあるコンクリート補修に最適!
緻密なモルタルで塩化物イオンを防ぎ、塩害による劣化を防止します。
ペガモルFAの概要
ペガモルFAは、フライアッシュ入りのモルタルで、建築、土木を問わず、全ての鉄筋コンクリート構造物の左官・吹付の補修部分及びその周辺の再劣化を強力に防ぐ工法として最適です。特に海岸に近い場所にある構造物の塩害防止には有効な工法です。水がしみ込みにくく、凍害が懸念される寒冷地での補修や施工時の初期凍害を防ぎます。NETIS 登録 セルガード KT-180077-A
ペガモルFAの特徴
補修部分及びその周辺の再劣化を強力に防ぐ
フライアッシュ(FA)を使用したモルタルで、ポゾラン反応が長期間継続するため、モルタルだけの場合よりも長期強度が増進し、緻密な組成となり、耐久性に富み、補修部分及びその周辺の再劣化を強力に防ぎます。
モルタルの剥がれ防止に
材料の乾燥収縮、温度変化等の要因で補修部分が剥がれることがあります。特に天井面は重力の影響で年数が経過するとはがれやすくなりますが、このような場合は下地材として、弾性的な材料を用いることが有力な対策となります。ペガモルには専用モルタル(ペガ弾性ペースト)を用意しており、たわみ試験では非弾性タイプに比べておよそ8倍の耐たわみ性を有します。
Cl-の浸透量は、通常のモルタルの1/8!錆びの原因物質の侵入を防止
グラフは、遮塩性能試験の結果を示したもので、塩化物イオンの浸透量が通常モルタルの1/8に抑えられていることがわかります。遮塩性能が高く、沿岸部で厳しい環境にあるコンクリートにも有効です。補修部分が緻密であるが故に、塩化物、硫化物、炭酸ガス、水、空気その他の鉄筋を錆びの原因物質の侵入を少なくします。
ペガサビンを混和することで、より強固に鉄筋の錆の進行を阻止
ペガサビンを混和(セルガード工法)することによって、鉄筋表面に「不動態被膜」が形成され、より強固に鉄筋の錆の進行を阻止します。
施工効率の向上
リターダーを添付しており、モルタルの硬化時間を調節できます、これにより施工効率の向上を図れます。
アルカリシリカ反応の抑制・化学抵抗性の向上
独立行政法人土木研究所、(財)土木研究センター、(財)力中央研究所および日本フライアッシュ協会の共同研究で、フライアッシュの使用によるアルカリシリカ反応の抑制が証明されました。アルカリシリカ反応の抑制、化学抵抗性の向上が期待出来ます。また、セメントにフライアッシュを混合すると、ポゾラン反応の際に生成されるけい酸カルシウム水和物が組織を緻密にするとともに、反応によって遊離した不安定な水酸化カルシウムがフライアッシュの成分と結合するので、硫酸塩、海水、薬液等に対して顕著な効果を発揮します。(日本フライアッシュ協会Webサイトより)
性能試験
遮塩性能試験
塩化物(Cℓ-)の浸透量は通常モルタルの1/8程度であることがわかります。
土木学会基準 JSCE-G571-2010 電気泳動試験(平成25年電力4社の共同研究)
寒冷地の暴露試験と室内試験
*1 室内試験は JIS A 1148 による
*2 リターダを少なめにして硬化速度を速めれば、初期凍害を避けられます。