Sクリートセラ メタリック調シリーズ
超耐久性水性無機コート材[内外装用]
従来施工方法より大幅な施工時間の短縮を実現
フッ素樹脂塗料を超える超高耐候性・水性無機コート材
Sクリートセラ メタリック調シリーズの概要
Sクリートセラ®メタリック調は、特殊な水性シリケートを主成分とするメタリック調の高耐久性無機コート材です。内装・外装のいずれの仕上げにも適用でき、格調高くも自然で、人と自然と街と調和する穏やかな風合いが特徴です。不燃認定番号:NM-5539
Sクリートセラ メタリック調シリーズの特徴
長期間にわたり美しい外観を保ち、四季を通じて快適な室内を保つ
素早く乾燥し、施工性に優れています。また、遮水性、防カビ性にも優れ、長期にわたり高い密着性を保持して建物の美観を維持します。またS クリートセラ® メタリック調は透湿性に優れており、内装材として用いた場合には季節を問わず室内を快適に保ちます。
一液性、優れた速乾性、施工性
一液性で非常に速乾性に優れた塗装材です。そのため施工性に優れています。
高い密着性、高い通気性
超耐久性の無機質コート材であり、有機樹脂系塗装材と異なり皮膜成分を含まないため、通気性や水蒸気通過性に優れています。独自開発の無機質シリケートの配合により、下地との密着性に富み、塗装面の浮きやフクレは生じません。
高遮水性、劣化抑制、防汚・防カビ性能
特殊な無機高質シリケートの性能により極めて高い遮水効果と防カビ効果を発揮します。
また、無機質塗料の特性として静電気を抑制するため雨垂れ跡が残りにくくなります。コンクリート素地に塗布することで、中性化抑制・塩害抑制の効果も発揮します。さらに、すぐれた耐候性により、これらの性能は長期間にわたって持続し、建物をより長い間美しく健やかに保ちます。
Sクリートセラ メタリック調シリーズの機能
Sクリートセラ® メタリック調は特殊な水性シリケートを主成分とする、高級感あふれるメタリック調の高耐久性無機内外装仕上げ材です。従来のベネチアン漆喰の耐候性を凌駕するのみならず、施工も簡便です。
突き磨きを必要とせず、ゴムベラを活用して、突き磨き相当の模様を形成することが出来ます。また、「超速乾性」のため、突然の豪雨の際には洗い流されることはありません。
機能比較 | S クリートセラ® メタリック調 無機シリケートコート材 | 有機コート材 ( アクリル、 ウレタンなど) |
---|---|---|
耐候性 | ◎ 耐紫外線/ 耐候性に優れている ※UV-C 紫外線試験を参照 | △ |
耐凍害性 | ◎ | △ |
耐汚染性 | ◎ 帯電防止機能が備わっているため、防汚効果に優れます。また、耐水性も抜群です。 | △ |
ホルムアルデヒド放散量 | ◎ 不検出 JIS K 5601-4-1: 2012 (デシケータ法に準拠) | △ |
不燃性 | ◎ 不燃性 NM-5539 | △ |
透水性 | ◎ 0.0mm JIS A 6909:2021 建築用仕上塗材 薄付け仕上塗材 外装薄塗材E | 10.0mm 以下 |
耐用年数 | ◎ UV-C 照射試験20 年分においても劣化は見られず | 8 ~ 10 年 |
耐チョーキング性 | ◎ チョーキング現象は発生せず | △ |
クラック追従性 | ◎ 下地と同化する為、ひび割れは発生し難い | 材料による |
UV-C 照射試験(20年経過相当)
紫外線は波長によりUVA、UVB、UVC という3 種類に分類されます。UVCの領域の紫外線は空気中の酸素分子とオゾン層で遮られるため地表には届きませんが、有機物である生物や様々な物質への影響が最も強い存在です。
紫外線は外装材に対して塗膜材の分子結合を破壊し本来の機能を損ね、化合物である色素を変化(退色)させることで外観を損なう作用があります。
また、フッ素化合物はUVCにより崩壊し塩素原子を放出します。この塩素原子はオゾン層を破壊するなど環境問題を引き起こすことが懸念されています。
Sクリートセラ® メタリック調は、最も過酷なUVCの曝露に対し変化が非常に少ないことから耐候性の高さが分かります。同時に、フッ素系コーティング材と比較した場合に環境への負荷が少ないことが分かります。
Sクリートセラ メタリック調
左側検体は未照射、右側検体へは20年経過相当分のUV-C を照射したが、
黄変等の顕著な変化は無し。
フッ素シリコン塗料
右側検体は未照射、左側検体に対し20年分照射したところ黄変等の外観の変化が顕著である。
調色見本
施工手順
項目 | 手順 | 養生時間 |
---|---|---|
下地調整 | クラック、ジャンカなどは事前に補修してください。全面モルタル薄塗り補修が必要です (コート材下地) ※クラック補修には、Sクリートクラックをお勧めします | |
下塗り | コンクリート・モルタル下地の場合はプライマーとしてSクリートアップ(既設の場合)/Sクリートキュア(新設の場合)にて改質強化材を塗布。コンクリートのひび割れを最小限に抑制することで長期的な防水・劣化抑制効果が期待できます。下地が白色の場合は専用顔料を用いてパテ材を着色してください | 30 分間~ 1 時間 |
上塗り1 | Sクリートセラ® (メタリック調)塗布1回目。ローラー塗布後、追っかけでゴムベラで塗料を伸ばして模様付けをする。塗布量は0.1~0.125(kg/㎡) 水希釈:無し | 20 ~ 30 分および 指触乾燥後 |
上塗り2 | Sクリートセラ® (メタリック調)塗布2回目。ローラー塗布後、追っかけでゴムベラで塗料を伸ばして模様付けをする。塗布量は0.1~0.125(kg/㎡) 水希釈:無し。 塗り残しがある場合はゴムベラなどで修正作業してください。 | 6 時間以上養生 (水が掛らないように) |
下地について
施工可能な下地 | コンクリート、モルタル、コンクリート2次製品、PC板、押出成形セメント板、フレキシブルボード、デラクリートボード、プラスターボード |
施工不可 | 有機質系下地(メラニン板、各種焼付塗装、樹脂系塗料等)、鉄、アルミ、ステンレス、木下地、コーキング、ガラス、クロス |
注意事項 | 注意事項(内装):下地が白色の場合(プラスターボード)、専用の液体顔料をパテ材に入れて良く攪拌してからSクリートセラ®メタリック調を塗布してください。下地が白色の場合ですと、Sクリートセラ®メタリック調の発色に悪影響を及ぼしますのでくれぐれもご注意ください。 |
施工手順についての注意事項
下塗り:コンクリート・モルタル下地の場合はプライマーとして改質強化材であるSクリートアップ (既設の場合)またはSクリートキュア (新設の場合)を塗布してください。コンクリートのひび割れを最小限に抑制することで長期的な防水・劣化抑制効果が期待できます。
内装: 下地が白色の場合、専用顔料を用いてパテ材を着色してください。
出来上がりのパテ仕上げがグレー色になります。専用顔料はパテ材100%に対して1.5%です。
下地が白色の場合、S クリートセラ ® メタリック調の発色に悪影響を及ぼしますのでくれぐれもご注意ください。
その他注意事項
- 缶の封を切り蓋を開けたままで放置せず、使用しない時は封缶してください。
- 超速乾性ですので塗付とパターン付けは追っかけ作業となります。
- 下地に付着している埃、汚垂、エフロ、油、カビ等は事前に除去してください。但し、酸洗いは厳禁です。
- 降雨、降雪時や、下地が湿っており乾燥していない状況での施工は控えてください。
- 色を複数塗り重ねる場合は、色ごとに工具(ゴムベラ、ローラー、刷毛等)を用意してください。
Sクリートセラメタリック施工実績