Sクリートガード

シラン・シロキサン系コンクリート含浸防水材

超撥水・防水力でコンクリートやタイル目地を強固に守る!

ナノ粒子が内部に深く浸透して空隙を充填し、緻密な吸水防止層を形成、長期間に渡ってコンクリートを保護します。

Sクリートガードの概要

Sクリートガードは高機能なコンクリート・モルタル超撥水剤です。ナノ粒子のシラン・シロキサンを主成分とし、塗布後素早く浸透して、コンクリートやモルタルの表層に超撥水層を形成します。同時に、内部に深く浸透して空隙を充填し、緻密な吸水防止層を形成します。耐候性にも優れ、長期間に渡って塗布面を保護します。(国土交通省NETIS 登録番号 KT-160122-VR)

Sクリートガードの特徴

超撥水力

クラックに沿ってSクリートガードを塗布し、その上から水をかけて撥水力をテスト。未塗布部分は、水がコンクリートに染み込み流れていますが、塗布部分はSクリートガードの撥水力により「水滴」となり、水を強力に弾いているのがわかります。

超撥水力

エフロ(白樺)防止

モルタル目地からの漏水は、白華(エフロ)発生の原因となり外観を損ないます。それだけではなく、目地や下地コンクリートの成分が流出し、外部から水や劣化原因物質が侵入しやすくなるため、更なる白華現象の呼び水となります。Sクリートガードはこれを防止することが可能です。

エフロ(白樺)防止

タイル目地防水により浮き・剥離を抑制

外壁タイルセットバック面より漏水が発生し、Sクリートガードを防水目的で塗布。H22年に塗布してから現在に至るまで漏水は止まった状態です。タイル目地を防水する事でタイルの浮き・剥離も抑制することができます。

タイル目地防水により浮き・剥離を抑制

白華(エフロ)の再発抑制

将来の白華(エフロ)予防だけではなく、すでに白華(エフロ)が発生している箇所も、外壁にSクリートガードを塗布する事で、白華(エフロ)の再発を抑制できます。
※既存の白華(エフロレッセンス/エフロ)についてはSクリートガードを施工する前に除去処理が必要です。

白華(エフロ)の再発抑制

塩害による中性化抑制・防錆

S クリートガード はコンクリートの内部に深く浸透し、劣化原因物質の侵入を強固に阻止。防水性だけでなく、内部鉄筋の腐食の原因となる塩化物イオンもシャットアウトします。

塩害による中性化抑制・防錆

防カビ・防汚

黒カビや雨垂れで黒ずんでしまったコンクリート面やタイル面も、Sクリートガードの撥水作用により強固に守ることができます。このように、Sクリートガードは建物の美しさと強さを保つことが可能です。

防カビ・防汚

寒冷地での施工も可能

Sクリートガードは氷点下20℃までの温度環境でも施工可能です。凍結融解や融雪剤など、コンクリートにとって厳しい環境でも優れた効果を発揮します。

寒冷地での施工も可能

塩害環境における10年経過後の撥水効果 BEFORE / AFTER

平成18年に試験施工

平成18年に試験施工

10年経過後

10年経過後

平成18年に海沿いの住宅の擁壁で、塩害の影響が大きい環境にて試験施工し約10年経過後に撮影した比較写真です。右側は未塗布、左側にSクリートアップとガードを塗布。未塗布面は、ホースで水をかけると内部に水が浸透するため、コンクリートの色が黒っぽく変化します。塗布面は10年経過後も撥水効果が持続し、コンクリートの色が殆ど変化しません。また、クラック、爆裂などの劣化も無いことがわかります。

凍害環境下における含浸防水剤・表面撥水剤の暴露比較試験

暴露試験現場付近の様子

暴露試験現場付近の様子

富士山五合目にある奥庭自然公園の道路側溝にて、Sクリートガード(含浸防水剤)他社製品(表面撥水剤)との暴露比較試験を実施しました。目的は耐凍害と耐塩害性(塩化カルシウム由来の融雪剤による影響)です。写真下部の新しい側溝には平成20年にSクリートガードを塗布、2年経過後の平成22年に撮影を行いました。

左側は、側溝新設時に他社シラン系撥水剤を塗布(2年経過)。すでに凍害と融雪剤による表面剥離が発生が確認できます。
右側には側溝新設時にSクリートガードを塗布(同じく2年経過)。凍害と融雪材による表面剥離の発生は確認できませんでした。

シラン系撥水剤とシラン・シロキサン系防水剤

2年経過 拡大写真

シラン系撥水剤

他社製品(シラン系撥水剤)塗布部分

シラン・シロキサン系防水剤

Sクリートガード(シラン・シロキサン系含浸防水剤)塗布部分

性能試験

含浸深さ試験

含浸深さ試験10.5mmAランク(土木学会指標)

北海道コンクリート技術センター JSCE-K571-2005準拠

透水量等試験

試験名塗布未塗布透水比などランク
透水量試験0.67mL4.6mL透水比 15%Aランク
吸水率試験0.10%1.10%吸水比 9%Aランク
透湿度試験0.26g0.27g透湿比 96%Aランク
中性化抵抗性試験
(中性化深さ)
2.6mm4.7mm深さ比 55%Aランク
塩化物イオン浸透深さ0.0mm6.5mm浸透深さ比 0%Aランク

日本塗料検査協会 JSCE-K571-2013,17準拠

高速耐候性試験

試験前(初期)/
試験後(40サイクル終了後)
塗布未塗布
初期吸水率0.70%9.70%
40サイクル終了後吸水率0.80%8.70%

高速耐候性試験 HE BASE:自動車外装塗料用試験条件(キセノンランプ照射+過酸化水素水噴霧)

促進耐候性試験 40サイクル(920時間)を実施。 約10年の屋外暴露に相当

分析試験

成分検出の有無検査方法
ホルムアルデヒド検出せずアセチルアセトン吸光光度法
検出せず原子吸光光度法
カドミウム検出せず原子吸光光度法
総水銀検出せず還元気化原子吸光光度法

日本食品分析センター

Sクリートガード施工実績

Sクリートガード施工実績

用途別製品一覧